アルファ留学アカデミー

ニュージーランド高校留学ー学校選びのポイントその5-

ニュージーランド高校留学をする際の学校選びのポイントなりそうなことをこれまで4回に分けて説明しSt Peter's_golf_class.jpgてきましたが、今回はこうした説明をさらに補いながら、少しまとめてみようと思います。

人はどうしても先入観や思い込みなどから学校を決めてしまう傾向があります。例えば、ニュージーランドへ高校留学さえすれば、周りは緑の牧草地や山々などに囲まれ乗馬やゴルフが安く思う存分できると考える人がいるかもしれません。あるいは、夏にはサーフィンやヨットなどのマリンスポーツが楽しめて、冬にはスキーやスノーボード、スケートなどのウインタースポーツが出来ると期待する人がいるかもしれません。もちろん、ニュージーランドにはそのような素晴らしい環境に恵まれた学校がたくさんあります。ただし、それはたいていの場合都市部よりも郊外や田舎にあります。つまり、上述した希望をかなえるためには、学校の所在地をきちんと選ばないといけないということです。

St Peter's golf_training.jpgニュージーランド=大自然というイメージが定着しているために、田舎の学校ばかりを勧める留学団体があります。とくに不登校の生徒さんを中心にしている団体さんにはその傾向が強いようですが、郊外や田舎の学校の周囲にはレジャー施設や洒落たお店などめったにありません。1週間や2週間の短期間なら、それほど問題にはならないかもしれませんが、留学が長期間になればなるほど都会生まれで都会育ちの方は退屈してしまい、中には耐えられなくなる人も結構いるようです。
また、将来アメリカの大学や日本のトップクラスの大学へ進NZ-4.jpg学する場合、TOEFLやSATなどのスコアが必要となるケースがありますが、田舎ではなかなかそのような試験を受験する機会がないため、場合によっては泊りがけで受験するために都市部へ出てこなければならないということもあります。ただし、田舎にある学校でも私立校の中にはお金をかけている分、そのような試験の機会を設けたり試験対策をしているところもあります。
つまり、個性や目的に応じて地域や学校を選択しないと後悔することになるかもしれないということです。

ニュージーランドはイギリスの伝統を受け継いだ英語圏の国ですから、学校の生徒たちもみな白人が多いだろうと想像している人がほとんどだと思いますが、実際には学校によって人種の比率はまちまちで、白人系の生徒が90%近くを占める学校がある一方、白人系の生徒はわずか12%の少数で、60%がアジア系の生徒が占めているという学校もあります。もちろんアジア系とは言ってもほとんどの生徒は移民の子で英語を第一言語にしていますので、英語に囲まれた環境であることは間違いないですが、中にはイメージと違ったと感じる人もいるでしょう。もし、そのようなイメージを大切にしたいのでしたら、その辺も予め調べた方がよいかもしれません。

最後に、前回書いた学校の学力レベル格差と地域格差について補っておきましょう。

学力レベルが高い学校へ入学したほうが、将来大学へ進学するのには有利ではないかと考える人が多いと思います。それはもちろん、的外れの考えではありません。もし、基礎学力がしっかりしていて英語が得意ならば、そうすべきですし、私もそのような学校をお勧めしています。しかし、そういう学校は授業の進度も速いうえに、ESOLなどのサポートがあると言っても、週に5時間程度しかないところがおおく、英語力がないために授業について来られないという生徒は、いったん入学は認められても、学校近くの英語学校へ強制的に通わされることが結構あるということも覚悟しておいたほうがいいでしょう。

NZ-0.jpg地域格差もある意味学校選択の重要な物差しの一つです。地域の評価が富裕層が多いという地域は確かに生活環境がよく、その地域にある学校の学力レベルも高い傾向にあります。しかし、これはニュージーランド政府関係者から聞いた話ですが、政府としては逆に格差を少しでも少なく努力する必要があるため、あまり富裕層がいないとされた地域の学校には優先的に予算を投じて、施設を整えたり、ESOLの専門教師を多くしたりできるようにしているのだそうです。そのため、皮肉とも言えますが、英語力の不十分な留学生の受け入れ体制としては、このような地域にある学校の方が整っている傾向があるとも言えるのです。

少し長くなってしまいましたが、学校を選ぶ際にはたくさんのファクターがあることがお分かり頂けたと思います。実はこれ以外にもまだあるのですが、ともかくこれまで述べてきたような事をヒントにして、皆さんの個性を十分に伸ばせる学校をじっくり選んでみてはいかがでしょうか。

もちろん、ご希望の場合はご相談頂ければ喜んでお手伝い致しますので、どうぞご連絡ください。


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ニュージーランド高校留学ー学校選びのポイントその4-

今回は学力レベルと地域性という観点から、ニュージーランド高校留学をする際の学校選びのポイントについて論じてみましょう。

ニュージーランドにも存在する学力格差
ニュージーランドには日本のような進学塾や予備校というものがありませんから、いわゆる偏差値という物差しは存在しません。その上、日本の高校に相当する学校へ入学する場合でも、日本の学校のような入試、つまり筆記テストによる学力検査、はありません。ですから、日本の公立中学校のようなものだとお考えください。では、どの学校も学力レベルにおいてほとんど差がないか、というとそんなことはなく、地元に住んでいる教育熱心な人ならば、A College は名門校だが、B High School はあまりレベルが高くない、ということを知っています。

大学進学資格取得率
偏差値という物差しがないのに、どうやって学校の学力レベルを判断するのか疑問に思う人も多いと思いますが、大学進学資格の取得率をみれば学校のレベルはわかるのです。ニュージーランドの高校では、NZQA(日本の文部科学省に相当する機関)が定める全国統一の基準で、各学年の成績が決められますので、A College へ行こうが、B High School へ行こうが、まったく同じ基準で成績が出されます。そして、最高学年(ニュージーランドでは13年生)の時、一定基準の成績を満たした生徒には、大学進学資格が与えられるのですが、その取得率が学校ごとに現実には大きく隔たりがあるのです。私の手元にある資料を見ると、ニュージーランドの全体の平均は50.7%で、最も取得率が高い学校は96.9%で、最も低い学校は26%でした。これだけの開きがあれば、当然授業内容やクラスの雰囲気、生徒の質なども違ってくるでしょう。ですから、先ほど述べたようにA College は進学校でほとんど生徒は大学へ進学するが、B High School はほとんど生徒が就職するか家業を継いでいるということも起こってくるわけです。

地域間格差
入試がないのに、どうしてこのような学校格差が生じてくるのか。ニュージーランド人の教育専門家に訊くと、それは地域性だという答えが返ってきます。これはニュージーランドに限らずどの国でも見られる現象で、私立学校が躍進する以前の日本でも、例えば山の手地域の学校は下町の学校よりも進学率がずっと高いという現象が見られました。
ニュージーランドでは、各地域を、家計収入、職業、ベッドルームと家族人数比率、両親の学歴などの項目で10段階に評価をしたものがあり、その評価と大学進学資格取得率の間には、かなりの相関関係が認められることが分かっています。


学校を選ぶ際には、このような要素をきちんと考慮に入れて選ばないと、入学したはいいが、授業が退屈で仕方ないとか、逆に授業の進度が速すぎてついていけない、というような問題が起こってしまいます。







ニュージーランド高校留学ー学校選びのポイント その1ー

003.JPG昨日都内で、海外からの留学生を積極的に受け入れているニュージーランドの高校と、高校へ入学する前の準備教育をしっかり行っている語学学校とが合同で「ニュージーランド高校留学セミナー」を開催しました。この催しは毎年東京や大阪など主要として開かれていますが、今年は参加校が高校4校と語学学校1校の計5校とこじんまりした集まりでしたが、その分和やかな雰囲気で各学校の特徴などを聞くことができました。

参考までに参加した学校名を以下に書きます。
語学学校 Kiwi English Academy
高校  Glendowie College Rangitoto College Rosehill College Wakatipu High School

上記学校のうち、クイーンズタウンにあるWakatipu High School 以外の学校はすべてオークランド周辺に位置します。今回ここでは各校の紹介はしませんが、Rosehill College については当アカデミーのホームページでも紹介しておりますので、御興味をお持ちの方は、Rosehill College をご覧ください。

ところで皆さんは、これから留学する高校をどのような基準で選んだらよいとお考えですか?
ニュージーランドは日本から見れば小さな国ですが、それでも全国には400校近くの高校があります。ですから、一口に高校と言ってもさまざまであることがお分かり頂けると思います。
これらの学校は、例えば公立校と私立校、共学校と男子校や女子校、デイスクール(ホームステイして通学する学校)とボーディングスクール(学生寮に滞在する)、などに分類することができます。
これに加えて、都市部にある学校と田舎にある学校では環境がかなり違いますので、場所で分類することができます。さらには全校で200人そこそこの学校もあれば、3000人もいる学校もありますから、規模で分類することもできます。それから、日本ほど偏差値によって細かくは分れていませんが、ニュージーランドでも学校によって学力レベルが高い進学校とそうでない学校とに分類することもできます。この他にも、クラブ活動や選択科目の内容、周囲の環境など、実にさまざま要素の中から、ご自分の希望や個性に出来るだけ合った学校に留学し手頂きたいと思いますが、かなり複雑ですので、ご自分で考える際のヒントをこれから何回かに渡ってご紹介します。

私立校が良いか公立校が良いか
ニュージーランドは人口が400万人と少ないこともあって、私立校として経営が成り立っている学校は実はとても少ないというのが現実です。そのせいか、ニュージーランドの私立校は留学先として考える必要がないと決めつけてしまう留学推進団体があるようですが、それはすべてに当てはまっているとは言えません。
なぜなら、私立校はやはり1クラスの人数が公立校と比べて少ないために、全体の学力が平均して公立校より高いところが多いといえます。でも、学力成績だけでなく、スポーツや芸術活動、奉仕活動や宗教教育などを通じて、トータルバランスのとれた人間の育成を目指すという雰囲気を持つ学校もあります。
また、設備面において、乗馬やゴルフの施設など公立校では考えられない素晴らしい設備が整っている私立校があり、もしそのような分野に興味を持っている人なら存分に楽しめる環境を提供している私立校もあります。
ですから、私立校も候補として検討してもおかしくはないと思いますが、一つだけネックになるのは留学費用かもしれません。私立校は公立校の1.5倍から2倍くらいの費用がかかりますので、これが決め手になってしまうケースも少なくないと思われますが、ニュージーランドドルが30%ほど安くなったこの時期、予算的に可能であれば私立校を候補として検討する価値は十分あると思われます。