アルファ代表のブログ

合格おめでとう!

先日の朝、中学生のお子さんを持つ男性から突然、「息子の高校留学についてぜひ相談したいことがあるので、面接したい」と事務所に電話が入りました。その時私は4月からイギリスへ高校留学をする予定の方の学生ビザ申請に付き添うため、たまたま外出中でしたが、お父さんがかなり切羽詰まっている様子だったため電話を受けたスタッフがすぐに私に連絡をし、アポイントの調整をして、すぐにお目にかかることになりました。

事務所にお越しになったお父さんの話では、その前日から県立高校の入学試験が始まり、その息子さんが言うには試験の出来がかなり悪かったので、合格の望みはほとんどない状態だとのことでした。そして、「滑り止めの私立校を受験していなかったので、これから2次試験を捜すにしても本人の希望や特性を生かせる学校を見つけるのは無理だと思うし、息子はもともと英語が好きで将来は英語を使えるような仕事をしたいと言っていますので、思い切って海外の高校へ留学をしたいと考えて相談に来ました」と思い詰めた表情でおっしゃいました。

その日は入試の2日目でしたから、「まだこれから挽回のチャンスもあるでしょうし、発表を見るまで分からないのではないですか」と私が励ましたところ、一週間後に結論が出てから情報収集を始めたのではその分遅くなり、もし留学しようと決まっても、その遅れのためにつまづくことは避けたいとお答えになりました。

たしかに、4月から海外に高校留学出来るプログラムはいくつかあり、プログラムによっては、その時点で手続きをすれば、どうにか間に合うものもありましたので、お父様のおっしゃることももっとだと思い、早速その場でいくつかご紹介したところ、その中に2つほど気に入られたものがあったようで、「早速息子とよく話し合って、来週早々にでも再度相談をさせてください」と、吹っ切れたような表情になって帰って行かれました。

そして、翌週。またしても私の留守中にそのお父様から事務所に電話がありました。事務所にもどって、メモを見た私が電話したところ、お父様はとても話しづらそうに「実は、今日高校の合格発表がありまして、驚いたことに受かってたんですよ」と切り出し、申し訳なさそうに「この高校は第一希望なので、息子は入学したいと言いますので、今回は留学は見合わせようということになりました」とぼそっとおっしゃいました。私は、即座に「それはおめでとうございます。こちらに気を使われているようですが、日本の高校であれ海外の高校であれ、本人が入りたいという学校に進学することが一番ですよ」と答えたところ、お父様はほっとした様子で「いろいろとありがとうございました」と丁寧に礼を述べられました。

もちろん、会社としては高校留学のお客を一人取り逃がしたことになるわけですが、正直残念な気持ちがなかったわけではありませんでしたが、二人の子供を育てた経験を持つ同じ父親として、息子さんの15歳の春を家族で喜びをもって迎えることが出来たことを素直に、祝福してあげたいとおもいます。○○君合格おめでとうございます。そして、これから高校入試を迎える皆さん、どうか合格しますように。