英国ビザ審査期間の実態
英国のビザ、ここでは主に学生ビザについて述べますが、の審査にかかる日数がどのくらいか、という問題はこれから英国へ留学しようとしている人たちにとって大変気になることだと思います。
現在英国ビザは在日英国大使館ではなく、大使館から委託を受けた民間の英国ビザ申請センターが受け付けておりますが、そのホームページの『よくある質問』のコーナーでは、審査日数について以下のように案内をしています。
VISAの申請にはどのくらいの日にちがかかりますか?
円滑な発行業務を心がけております。提出書類に不備がなく申請書類が受理された場合、ビザの添付されたパスポートを一週間前後でお渡しできます。(申請の混雑状況により異なる可能性もあります。)面接が必要となる場合、申請処理には数週間かかり、混雑時期はそれ以上必要となる場合があります。
実際、昨年末に当アカデミーが申請した(本人が出頭する必要がありますが)ケースでは、申請したのが12月16日で受け取りに行ったのが22日でしたから、ぴったり1週間でした。ところが、以前にもご案内しましたように、今年の1月26日以降、ビザの審査をする場所を東京の英国大使館からフィリピン・マニラの英国大使館に移して以来、状況は大きく変わっています。その辺りを考慮して、英国ビザ申請センターでは、最近トップページの目立つところに、『審査期間について』という通知を掲示ました。そこをクリックすると、以下の案内が出ています。
<英国ビザ申請センターのホームページ『審査期間について』より抜粋>
非移住ビザ(学生、就労ビザ等)で複雑ではない申請*のうち90%は一週間以内**、 98% は 二週間以内、そして100% は十二週間以内に審査終了。
非移住ビザ(学生、就労ビザ等)で複雑な申請***のうち 90%は三週間以内、 98% は六週間以内、そして100%は十二週間以内に審査終了。
何を持って複雑とするか基準が示されていないので分かりにくいのですが、ほとんどの人は1週間以内にビザが許可されると考えるだろうと思います。しかし、2月16日に申請した方の学生ビザが戻ってきたのは3月6日ですから19日間、3月6日に申請した方に至っては、4月4日になってようやく戻ってきましたから、なんと30日間もかかっています。複雑なケースだとは考えられませんでしたら、どんなに遅くなっても2週間以内には戻ると思っていたので、お客さまも私どもも大変に焦りました。
たまりかねて、何度か英国ビザ申請センターに問い合わせたのですが、「何が原因かは分からないので、ただ待つしか方法はありません。皆さんそうしてじっと待っておられます」という回答が得られただけでした。結局どちらも希望通りの期間ビザがもらえた事から判断するに書類上の不備があったから遅れたわけではなく、どうやらマニラ英国大使館の事務能力が仕事量を極端に下回っているとしか思えません。
こんな状態のところへ持ってきて、3月31日から新しいビザシステムが導入され、現場はさらに混乱を極めているようで、つい先日もオンライン申請をしておいたデータを修正しようとしたところ、システムに不具合があるので、復旧作業をしているというメッセージが表示されました。先週の金曜日のことで、月曜日には面会のアポが入っているため、少し焦りましたが、週末にかけてきちんと修復してくれるのだろうと、期待したところ、なんと月曜日の午前中一杯修復されませんでした。
面会のアポが入っているお客様はビザ申請のために飛行機で北陸から東京へお越しになる予定でしたので、仕方なくほぼ完成していたオンライン申請を諦めて、急きょ申請書をダウンロードしてプリントアウトして、手書きで記入するはめになってしまいました。予め不慮の事態に備えて一番遅い時刻にアポを入れておいたので、事なきを得ましたが、この数か月英国のビザ申請はトラブル続きです。
英国大使館職員によると、今回のシステム変更はビザの透明性を高め、申請しやすくする狙いがあるとのことでした。グローバルな観点からすると、そうであるかもしれませんが、日本人あるいは、日本で申請する外国人にとって今回のシステム変更は、これまでのところ審査期間の大幅な延長を意味するとしか思えませんので、」サービスが早急に改善されることを強く望みます。
これから英国ビザ申請をされる皆様は、かなりの覚悟と時間的に十二分の余裕を持って臨まれたほうが良いと思います。